🤝 三方良し ― 「あなたも、つくる人も、街も。全員うれしい」が、いちばん強い。

~ 新築戸建専門・ひとり社長が、絶対にブラさない「ものさし」の話 ~

📍 最初に、ひとつ正直に告白させてください。

不動産仲介って、ぶっちゃけ「高い物件を売ったほうが儲かる」仕組み です。

仲介手数料は物件価格に連動する。 だから、3,000万の家より4,500万の家を売ったほうが、僕の収入は増える。 予算オーバーの物件をゴリ押しして、ローンをギリギリまで組ませれば、今月の売上は跳ね上がる。

……知ってましたか? この構造。

で、僕はひとり社長です。 社員の給料を払う必要もないし、上司に売上報告する義務もない。 「自分さえ良ければいい」という誘惑は、正直、常に目の前にある。

でも、僕はそれをやりません。 やらないと決めてます。

なぜか?

それをやった瞬間、全員が不幸になるからです。


🔺 「三方良し」って、なんのこと?

もともとは近江商人(今の滋賀県あたりの商人)が大事にしてた考え方で、

① 買い手良し ― お客様がうれしい ② 売り手良し ― 商売する側もちゃんと続けられる ③ 世間良し ― まわりの社会・地域もよくなる

この 3つ全部が揃って、初めて「いい商売」 だよね、という話。

「いやいや、きれいごとでしょ?」

――そう思いますよね。僕も昔はちょっと思ってました。

でも不動産の仕事を続けるほど、痛感するんです。

この「三方良し」を無視した取引は、必ずどこかで歪みが出る。


🏠【買い手良し】あなたのご家族が、10年後も笑っているか

まず、いちばん大事な「あなた」の話。

僕がお客様にぴったりの新築戸建をご紹介するとき、いつも自分にこう問いかけます。

「この家、5年後も10年後も、このご家族は笑ってるかな?」

ここで言う「笑ってる」って、単に家がキレイとか、間取りが広いとかじゃないんです。

  • 住宅ローン、無理してませんか? 旅行にも行けない、外食もできない、子どもの習い事も削る…… それ、「いい家に住んでる」って言えますか?
  • この街で、生活が回りますか? 通勤に片道90分。保育園の空きがない。病院が遠い…… それ、「マイホームの幸せ」ですか?
  • ご夫婦の「本当の優先順位」、ズレてませんか? 本当は子どもの学区が大事なのに、見た目のオシャレさに引っ張られてないか。 本当はもう少しコンパクトでいいのに、「せっかくだから」で広い家を選んでないか。

僕の仕事は「家を売ること」じゃなくて、「家を買ったあとの暮らしを守ること」です。

だから、ときにはこう言います。

「正直、この物件はおすすめしません」 「もう少し予算を下げたほうが、ご家族の毎日は豊かになります」

ひとり社長の売上的には痛い。 でも、それでご家族が10年後に笑ってるなら、その「痛み」は僕が引き受けます。


🏗️【売り手良し】建ててくれた人たちも、誇りを持てているか

ここ、意外と語られないんですけど、めちゃくちゃ大事な話です。

新築戸建の向こう側には、家をつくった人たちがいます。

設計士さん、大工さん、現場監督さん、資材を運ぶ人、基礎を打つ人。 炎天下で、極寒の中で、何ヶ月もかけて1棟の家を建ててくれた人たち。

この人たちのことを無視して、 「値引きさせます!」「もっと安くします!」と叩きまくる仲介って、 果たして「いい仕事」でしょうか?

もちろん、適正価格の交渉は僕の仕事です。 お客様のためにしっかり動きます。

でも、「無理な値下げ」と「適正な交渉」は全然違う。

たとえるなら、こういうことです。

行きつけの定食屋さんに、 「もっと安くしてよ」「じゃなきゃ他で食べるよ」 って毎回言いますか?

その定食屋さんが苦しくなって閉店したら、 困るのは、自分じゃないですか?

建ててくれる人たちが「いい仕事」を続けられる環境があってこそ、いい家が生まれ続ける。

僕はビルダーさんに対して、こう思ってます。

「あなたが建ててくれた家を、いちばん大事にしてくれるご家族に届けます」

値段を叩く交渉人じゃなくて、つくった人の想いと、住む人の願いを「つなぐ人」でありたい。

ビルダーさんが誇りを持って建てた家が、 そこに住むご家族の笑顔と結びついたとき、 僕は初めて 「いい仕事をした」 と思えるんです。


🌳【世間良し】あなたが住む「街」も、一緒に幸せになるか

3つ目。ここが、いちばん見落とされがちで、いちばん大事かもしれない。

「家を買う」って、実は「街の一員になる」ということです。

ちょっと想像してみてください。

あなたが新しい家に引っ越してきた。 朝、ゴミを出しに行ったら、お隣さんが「おはようございます」って声をかけてくれた。 子どもが公園で遊んでたら、近所のおじいちゃんが「元気だねぇ」って笑ってくれた。 自治会の防災訓練で、顔見知りが増えた。

――そういう街、いいですよね。

反対に、

住民同士がまったく関わらない。ゴミ出しのルールがめちゃくちゃ。 夜中に騒ぐ人がいても、誰も注意しない。 公園はあるけど、子どもが遊んでいない。

――こういう場所で、35年のローン組みたいですか?

僕が物件を厳選するとき、「この家がこの街に加わることで、街がどうなるか」 まで考えます。

大げさに聞こえるかもしれません。 でも、不動産屋って、「どんな人を、どの街に届けるか」を決める仕事 でもあるんです。

いい家族が増えれば、街は元気になる。 街が元気になれば、資産価値も守られる。 資産価値が守られれば、あなたのマイホームは「負債」じゃなく「財産」になる。

あなたが幸せに暮らすことが、街を幸せにする。街が幸せであることが、あなたの暮らしを守る。

これが「世間良し」の正体です。


⚖️ 三方良しを「無視」すると、何が起きるか?

ちょっとだけ、怖い話をさせてください。

誰かが損する取引何が起きるか
買い手が無理をするローンに追われて生活が苦しくなる。夫婦ゲンカの原因になる。最悪、手放すことに……
ビルダーが潰れる手抜き工事が増える。アフターサービスが受けられなくなる。業界全体の質が下がる
街のことを考えない住環境が悪化する。資産価値が下がる。「こんなはずじゃなかった」が10年後に押し寄せる

誰かが泣く取引は、巡り巡って全員が泣く取引になる。

逆に言えば、

全員がちゃんとうれしい取引は、時間が経つほど「やっぱりあのとき、よかったね」になる。


🍛 たとえるなら「家族で行く、あの定食屋」

三方良しって、難しい経営哲学みたいに聞こえるけど、 本当はすごくシンプルな話 なんです。

家族でよく行く定食屋さんを思い浮かべてください。

  • お客さん(あなた) → おいしくて、量もあって、値段もちょうどいい。子連れでも安心。
  • お店のおっちゃん → 無理せず続けられる値段で、常連さんに「おいしかったよ」って言ってもらえる。
  • 商店街(街) → あの定食屋があるから人が来る。周りの店も元気になる。

誰も損してない。誰も無理してない。だから長く続く。

僕がやりたい不動産仲介は、まさにこれです。

お客様のご家族が無理せず幸せに暮らせて、 ビルダーさんが誇りを持って家を建て続けられて、 街がどんどん好きになる。

その真ん中に立って、全部をつなぐ。 それが、ひとり社長の僕にできる「三方良し」です。


💡 だから僕は、こう動きます。

三方良し僕がやること
🏠 買い手良し無理なローンは絶対にすすめない。「おすすめしません」とハッキリ言う。暮らしの全体を見る
🏗️ 売り手良しビルダーさんとの信頼関係を大切にする。「安くしろ」だけの交渉はしない。いい仕事を正当に評価する
🌳 世間良し物件だけでなく「街」を見る。お客様がその街で幸せになれるかを本気で考える

全部、特別なことじゃない。当たり前のことです。 でも、この「当たり前」を3つ同時に守り続けるのは、実はけっこう大変。

売上が欲しい月もある。 早く決めてほしい案件もある。 「もう少し高い物件を推せば…」という悪魔の声が聞こえる夜もある。

でも、そのたびに思い出すんです。

あの家の玄関で、お子さんが「ただいまー!」って叫ぶ姿。 ビルダーさんが、引き渡しの日に「いい人に届けてくれてありがとう」って言ってくれた言葉。 街を歩いたとき、ご近所さんと笑顔で挨拶を交わしているお客様の姿。

この3つの笑顔を全部見たいから、僕は「三方良し」を絶対にブラさない。


🌱 最後に、あなたに伝えたいこと。

家を買うって、人生の一大イベントです。 不安もある。わからないことだらけ。当然です。

でも、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。

「いい家選び」は、「誰かを泣かせて成立する得」じゃなく、「全員が笑える選択」の中にある。

無理なローンを組まなくていい。 ビルダーさんを叩かなくていい。 街のことを無視しなくていい。

あなたのご家族が笑顔でいられる「ちょうどいい場所」は、必ずあります。

僕はそれを見つけるために、今日も現場を歩いています。 今日も、ビルダーさんと話しています。 今日も、街の空気を吸っています。

あなたも。ビルダーさんも。街も。全員うれしい。

そんな家探しを、一緒にしませんか。


🤝 三方良し。「全員がうれしい」は、きれいごとじゃない。いちばん賢くて、いちばん長持ちする、最強の家の買い方です。

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